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読了本

「桔梗の旗風」は地元図書館には有りませんでした……
しょうがないので、替わりに借りてきた本。

【戦国幻野 -新・今川記-】皆川博子著/講談社

副題にあるとおり、今川義元をはじめとした血族(正史には出てこない人含む)を中心に描かれた、駿河周辺の歴史ファンタジー。
今川義元といえば、どうしても”蹴鞠に夢中な白塗りお歯黒顔デカおっさん”というイメージがあるのですが、本作ではそんなことはなく、聡明な少年時代から、しっかりとした戦国大名ぶりまで描かれています。

前半の虚実入り混じったのびやかな展開は、その柔らかで品のある文章にうっとりとしながら読み進めること出来たのですが、後半は大分パタパタと話が畳まれて、状況描写の方が多い感があるので、もうちょっとじっくりと描かれたのを読んでみたいなぁと思いました。
山本道鬼って……山本勘介ですよね? 前半のキャラ造形から、彼にたどり着くとは想像しえないです。すごいなぁ。


家守綺譚】梨木 香歩著/新潮社

異界との境が薄い世界のお話は、大好きです。
湖で行方不明になった親友が掛け軸を通って出てきたり、サルスベリに懸想されたり、河童や小鬼の存在が当然に扱われたりというのは、楽しいですよね。
ただ、時代設定的には多分明治なのだろうけど、文章がクリアすぎて、現代のお話っぽい印象があるので、わたしとしては、もう少し幻想的な方が好みかな。

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コメント

「桔梗の旗風」ありませんでしたか・・・ホント、今は入手困難らしいですね。私は20Pあたりまで読んで挫折しています;;:基本的に物語系は苦手;;(「戦国純情派」はスラスラ読めましたが) そして別の本に手をつけ始めてしまった。いかんいかん。早く読み進んで蘭丸登場シーンまで到達しなくては。
それにしても、借りてきた本をもう読破されたとは、やっぱりすごいペースですよ。見習わなくては~!

投稿: 瑠璃子 | 2005.07.04 22:28

本当に地元図書館ったら役立たずだから……
今度他の近隣の図書館でも探してみようと思います。

文章のリズムが自分に合わなかったりすると、読み進めるの辛かったりもしますよね。
頑張って、蘭ちゃんのシーンだけでも制覇なさって下さいね(笑)

投稿: ゆかり | 2005.07.05 21:31

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» 戦国幻野 [ねぶかどねざる]
★★★☆☆ 著者:皆川博子 出版社:講談社(文庫版あり) 東海の強国駿河は、守護今川氏親の手で着々と覇道を進んでいた。 東に北条、北に武田、大国が激しく牽制しあう戦国の世、 [続きを読む]

受信: 2005.12.03 12:17

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