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読了本【桃山ビート・トライブ/天眼/明智左馬助の恋】

【桃山ビート・トライブ】

秀吉が天下人となり、三成が新しい社会の秩序を早急に作り出そうと躍起になっている頃、社会の枠外にいる河原者の中から、音楽を武器に権力に逆らおうとした若者達の物語。
という、まあ桃山時代にロックを持ち込んだ作品なわけですが、もちろんエレキギターなどが出てくるわけではなく、ちゃんと当時存在したであろうもので構成されていますよ。

主人公達は、反骨精神で凝り固まったロッカーというよりは、イカ天あたりの、アングラ世界から表の世界に出てきた若者達くらいの軽さですけどね。
その前の世代の、武骨な反権力魂は、興行主の方に仮託されているようです。

登場人物の中に、黒人の弥介が出てきます。残念ながら、信長様が直接作中には出てきませんが、蘭丸は冒頭にちょっとだけ登場して、ほろりとさせられます。
弥介にとっては殿は優しい主人だったそうで、一緒にお風呂に入ったという思い出話をするのですが、そこで「うらやましい」という感想を抱いてしまうのは、仕方ないですよね(笑)

楽しく読了することできた1冊です。

【天眼】

光秀が陰陽師だったというイロモノ設定の作品。

伝奇モノは結構好きなので、それなりに面白く読むことはできたけど、でもわざわざ天海説と融合させずともいいんじゃないかなぁと。
色々風説を寄せ集めてみました。って印象が残ってしまいます。


【明智左馬助の恋】

第一作目の「信長の棺」は、主人公が殿大好きっ子だったので、ものすごく楽しく読み進めることできたのですが、これは全く違う視点から信長様を見ているので、さすがに「信長の棺」と同じ勢いで読了することは出来ませんでした(笑)

ドラマ放映前にあわてて読んだのですが、左馬助の"恋"の相手が、小説では妻なのに、ドラマでは信長様としか思えない改変ぶりに、思わず笑ってしまいました。

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